GWに念願のサンライズ出雲にのって、岡山・倉敷に0泊2日の弾丸旅行をしてきました。
今回は、サンライズ瀬戸・出雲のノビノビ座席に家族4人で乗ってみた感想や注意点をご紹介したいと思います。
YOUTUBEや雑誌では、大人の方が実際にノビノビ座席に乗車されている動画を見かけることがあるのですが、子どもといっしょに体験されているのはあまり見かけませんでした。
- 小学生と中学生の子どもは乗れるのか?
- 実際に寝ることができるのか?
- 事前に準備しておくと良いものはなにか?
このような家族でサンライズ瀬戸・出雲の旅行を考えている方の参考になれば幸いです。
Contents
サンライズ瀬戸・出雲とは
サンライズ瀬戸は「東京~高松(四国)」
サンライズ出雲は「東京~出雲市(島根)」まで運行する定期夜行寝台列車になります。
今では貴重な寝台列車
2024年現在、この日本では寝台列車は数少なく、定期的に運行しているのはこのサンライズ瀬戸・出雲だけとなります。
臨時寝台特急として、東京から東北までを結ぶ「カシオペア」などもありますが、とても人気&ろ旅費が高額になってしまうので、それに比べるとサンライズ瀬戸・出雲が比較的リーズナブルで、乗車できるチャンスが多い寝台列車といえます。
ノビノビ座席とは?
寝台列車には本来
- 乗車券
- 特急券
- 寝台券
の3つの料金がかかるのが特徴なのですが、なんとノビノビ座席は寝台料金不要になります。
理由は、ノビノビ「座席」と言われているように、あくまで「座席扱い」のため、寝台料金がかからないのです。
ノビノビと「横になること」ができちゃう座席!素敵!と思いますが、
- 個室ではない
→隣の人との距離が近い
→これにより悲劇がありました…(↓に書いてます…) - あくまで座席なので、ぐっすりと寝られるようなベッドではない
→カーペットに寝ます
→シングルベット以下の横幅になります
メリットもあれば、デメリットもあります。
最低限、上記内容は事前に理解しておく必要があります。
このノビノビ座席ですが、サンライズ瀬戸と出雲にそれぞれ28席用意されていて、乗ったときは修学旅行気分になります。
横浜から岡山・倉敷まで乗車する
乗車時間は8時間ほど。
横浜駅:22時
岡山駅:6時27分
なぜ岡山駅にしたのか、岡山と倉敷はどうだったのか?の詳細は別のブログで紹介する予定なので、気兼ねにお待ち下さい。
小学生や中学生は寝るとどんな感じ?
小学3年生の次女は身長124cm、中学1年生の長女は155cmになります。
実際に乗車するとこんな感じでした。
実際は寝られるのか?
私と妻は結局8時間の乗車中、3〜4時間ほどしか寝られませんでした。
しかも、1時間に1回は目が覚める状態でした。理由は、
カーペットが固くで寝心地が悪い
1座席ずつに「薄い布団のようなもの」と「枕カバー」が提供されます。
枕カバーがあっても、枕自体はありません。
薄い布団を、敷布団にするのか、掛け布団にするのかで悩むのですが、カーペットが硬かったので、私は敷布団として活用しました。
が、1時間くらい立つと体が痛くなって寝返りをするのですが、
寝返りがし辛いうえに、腕を下にして横向きに寝ていると、腕が痺れてくるのです…!
自分の体重の重さが原因なので、カーペットに非はありませんが、私はこの理由から左右に体を動かしながら8時間ほど戦う必要がありました。
隣の方のいびきがうるさい(気になる)
私の左隣は次女で、右隣は40代くらいの女性でした。
内心「女性だと色々と気を使うな…」と思う反面、
「いびきがなさそうで良かった!」とも思っていましたが、
「バリバリイビキするやん」
おそらくサンライズの申し子?サンライズマスター?なのかと思うくらい、ぐっすりと寝られおり、念の為「耳栓」を持っていったのに、私の睡魔を見事に殺していただきました。
電車の揺れや振動音が気になる
私達が利用した座席は「1階席」でした。
2階席でも良かったのですが、乗り降りにはしごを使う面倒くささや、次女の転倒のリスク回避もあって、1階にしました。
そのためか、電車のモーター音や軋む音、ブレーキ音?といった機械音も気になってしまいました。
トイレのドアの開け閉めが聞こえる
我々はドア近くの席でしたので、深夜にトイレにいかれるかたのドアの開閉音も、少し気になりました。
トイレは新幹線と同じでした。赤ちゃんを座らせる事もできますが、位置が少し不安かな。
隣の人との距離が近い
あくまで座席扱いのため、隣の方との壁がなく、距離が近いと感じるかと思います。
少しでも両隣の方との距離を取りたい場合は、壁側を予約することをおすすめします。
座席の予約は、1ヶ月前の朝10時から開始となります。
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持っていくと便利なもの
耳栓
これは絶対に持っていってください。隣の方のイビキ、電車の騒音などを和らげてくれるので、持っていって正解でした!
モバイルバッテリー
ノビノビ座席の各個室にはコンセントがありません。車両に一つだけなので取り合いになります。
モバイルバッテリーを持っていくと、いざというときに役立つと思いますので、準備しておきましょう。
安物だと発火するおそれもあるので、Anker製のモバイルバッテリーは信頼性もあって私も購入しました。
携帯枕
なぜか「枕カバー」は提供されるのですが、肝心の「枕」がノビノビ座席にはありません。
空気を入れてふくらませる枕など、携帯枕はノビノビ座席には必需品です。
空気タイプの枕は携帯性に優れており、荷物にならない点がありますが、肝心の寝心地が悪い場合があります。(妻は全然寝れなかったといってました)
アイマスク
これはマストではないですが、持っていくと隣の席や窓からの光を気にしなくなって快適になります。
バスタオル
サンライズ瀬戸・出雲には、なんと時間制のシャワールームがあります。
利用するにはシャワーカードが必要で、先着順になります。
我が家は事前にお風呂に入ったので、シャワールームは使いませんでしたが、もし利用する場合はバスタオルを持っていってください。タオル類などの提供はありませんので。
シャワーを使用しなかったとしても、子どものお腹にかけてあげる、枕代わりにするなどの別の利用方法もあるので、携帯タオルをもっていくと安心ですね。
総評
初めての寝台列車で緊張もあってか、ほとんど寝ることができませんでした。
8時間のうち、3〜4時間ほどしか寝れなかったです。。
子どもと妻に「もう一回ノビノビ座席を乗ってみたい?」と聞いたところ
「絶対に嫌だ!」
と言われました!楽しかったとは言ってましたが、寝れないのは相当きつかったようです。。
もしご家族でノビノビ座席を使用される場合は「目的地からの帰り」のほうがおすすめかなと思います。
我が家は出発だけで疲労困憊になってしまったため、岡山で十分楽しめなかったのが少々残念で、帰りの新幹線(岡山→新横浜)は乗車時間は約3時間ほどで、超快適でした。
ただ、普段できない経験ができて、とても勉強になりましたし、サンライズ瀬戸/出雲には「個室」も用意されているので、おそらくそちらは快適なはず!なので、次回は個室で再チャレンジしてみようかなと目論んでいます。
少しでも参考になれば幸いです、それでは!
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