子供を連れて、近くの投票所へ行ってきました。とても暑日でしたので夕方に。
子供は「選挙」や「投票」といった非日常的なイベントに少しだけワクワクしていました。
今回の市長選挙は過去最多の8人の候補者数。
争点は「IR(統合型リゾート)の誘致」で、これが将来の横浜を左右すると言われています。
Contents
IRとは
カジノのほかホテルや劇場、国際会議場や展示会場などのMICE施設、ショッピングモールなどが集まった複合的な施設のこと。
この「カジノ」に関して、今回の立候補者で「賛成派」と「反対派」に分かれています。
IRのイメージ
「カジノ」に対して人によって持つイメージが異なりますが、ほとんどの方がパチンコ・競馬・競輪・競艇と同じような「ギャンブル」を想像するので「ネガティブ」に捉えられる方が多いかと思います。
ただし、「カジノ」は「ネガティブ」なことばかりではありません。
IRを実現すべきと主張する林市長
以下、現・林市長が当時なぜ横浜にIRを誘致すべきなのか理由を述べています。
人口減少による税収、社会保障などの財源の補填
少子高齢化は人口の多い横浜で起こります。
一人当たりにかかる税負担も増加することが予想できるためその補填としてカジノは最適、と説明しています。
私も、確かにその魅力は秘めているな、と思います。
ただカジノ以外でも可能ではないか、とも思います。
ここに関してはいろんな視点で見ていくと意見が分かれるかと思います。
ちなみに・・・横浜市の人口は?
377.9万人(2021年8月)となっています。
2000年と2021年の20年間での人口比率は以下のようです。
市内の年齢別人工比率 | 2000年 | 2021年3月 |
65歳以上 | 13.92% | 24.7% |
14歳以下の子供 | 13.85% | 11.9% |
この表から見ても、他の市と比べると人口は多い横浜ですが、少子高齢化も進んでいますね。
なお、75歳以上の後期高齢者の方が占める割合も5年間で2%ずつ増加する傾向が続いており、2025年には15.6%と市民のおよそ6人に1人が75歳以上の方となることが推計されています。
今回の候補者
今回の立候補者とIRに対してどういった立場か見てみましょう。
立候補者 | IRの賛否 |
太田正孝氏 | 反対 |
田中康夫氏 | 反対 |
小此木八郎 | 反対 |
坪倉良和氏 | 反対 |
福田峰之氏 | 賛成 |
山中竹春氏 | 反対 |
林文子氏 | 賛成 |
松沢成文 | 反対 |
賛成2人、反対6人という状況です。
やはり反対が多いですね。
公約が重要
IRが注目されていますが、IR以外の公約にも注目し、横浜の詳細をしっかりと考えてくれる人を応援したいですね。
一体誰に当選されるか、開票を待ちましょう。
「横浜の将来への強い危機感」だと強調。横浜市の人口が2019年をピークに減少に転じ、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)は2065年までに73万人減少する一方、老年人口(65歳以上)は15万人増加するとの推計を紹介し、「消費や税収の減少、社会保障費の増加など経済活力の低下や厳しい財政状況が見込まれる」との見解を示しました。
その上で「横浜が都市の活力を維持し、子育て医療、福祉教育など市民の皆さまの安全安心、幸せな生活を支えていくためにはどうしたらいいのか」「IRにはインバウンドや宿泊客の増加、ナイトタイムエコノミーの充実といった横浜観光の弱点を克服し、成長戦略の中核となる横浜マイスを牽引していく力がある」と説明しました。